『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』

観てきました。

観ようと思った理由は、実写版が好きなのと、シャフトが同作品をアニメ化したらどうなるのかと興味があったからです。


以下、内容に触れない範囲で感想を述べます(一部ツイッターと重複します) 


・基本的には、なづなとかいう魔性の女に振り回される話。


・なずなという少女が非常にエロく描かれてます。

 これは多分、実写版のなずな役の奥菜恵さんが、少女と女性のどっちともつかないような異常なエロさを醸し出していたのを再現しようとしてるからだと思います。

 ただ、人によっては露骨すぎて、アニメに慣れた人は許容できるかもしれないですけど、「君の名は。」の流れで入ってきた一般層からすると、キモいって感じるかもしれません。 

 ねっちょりしたエロさっていうんですかね。


・肝心のストーリーは、描写をおそらく意図的に省略してるので、脳内補完を強いられます。

  が、この話は同じ日をループする中で断片的な描写を積み重ねて物語を紡いで行くものなので、そこはしょうがないのかもしれません。

 逆に一から十まで説明されたら、くどくなると思いました。


・夏の描写も所々シャフトっぽいなあと思いました。ジリジリ暑い夏、みずみずしさのある夏というより幻想的な夏という感じです。

 夏らしさは、もっとストレートに描いても良かったんじゃないかと思いました。京アニAIRのように。


・演出は、たとえば、なずなが振り返るシーンがあるんですけど、いわゆる、「シャフ度」がかかっててましたが、知らない人からすれば気になりません。アニオタしか気づきません。


広瀬すずさんは、思いっきり広瀬すずでした。声にあまりこだわりがない場合は気になりません。


90分ですけど、結婚長く感じました。ただ、やはりタイムリープものなので、繰り返しの描写が多くそのせいで冗長に感じるのかもしれません。

 タイムリープものは相当上手くやらないと長く感じてしまいますよね。

 

音楽は文句なく良いです。主題歌だけでなくて、BGMが良いです。神前暁さんなんですね、すごいって思いました。


・ネットとかで酷評ツイートを面白がってリツイートしてる人たちにはムカついてるんですけど、クソってことは絶対ないです。

 ただ、「君の名は。」とはコンセプトも方向性も違います。

 あと、こういう作風は地上波のアニメでもあります。なので、アニメが苦手でないよという人はそこまで首をかしげるような話でもないと思います。

 

最後に


・どんな作品が自分に突き刺さるかは本当に分からないので自分の目で観てみるといいと思います。


・あと、少しわからないところがあるので、自分でも調べてみます。調べたくなるような作品だということです。


P.S.

打上花火ダウンロード購入しました。