上を向いて歩いたら鳥の糞を顔面にくらいました
こんな日記に需要があるのかどうか分からないですがツイッターの人たちから「書け」とお達しの受けたので書きます。
ちなみに、ブルグのお題としては下記のようなものが思い浮かんだのですが、時間がかかるし、需要なさそうなんでまたの機会にします。
・キムタクのゲームがどうしてこんなにもおもしろいのか分析する
・就活について(小説風)
・俺が愛した女フォロワーたち
・自分がやりたいことと、自分にできることは必ずしも一致しない
・最近買ったものでよかったもの
・四つん這いの態勢だからこそ見える風景があった(エッセイ)
・ローソン吉田さんのその後
最近、ハマってるのは布団に入ってからスマホでインディードとかリクナビNEXT、リクナビ派遣で求人をあさることです。
さて、今日はこのへんにします。
あの日
2018年9月、俺は試験に落ちた。
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9月某日、俺は大学院の事務室にいた。大学との面談があるために俺は久しぶりに事務室を訪れた。
この面談は、全ての院生に対して行われているようで、内容は日々の学習状況にはじまり、勉強に対する相談や、私生活上の悩みなど多岐にわたる。
俺に対しては、ねぎらいの言葉とか、あと、いわゆる「今後どうするか」ってところだろうか。
時間より少し前に大学院の事務室に入り、応接ルームに入ろうとすると、すぐに事務員が俺のこと見つけ、座ってお待ちくださいと指示をしてきたので、俺は座ってしばらく応接室の窓から見える景色をぼーっと見ていた。
しばらく景色を眺めていると、「おまたせ」と言いながら入ってくる人影がひとり。教授である。
「ふえき君、久しぶりだね。元気にしてた?」と教授が言いながら応接室の古いパイプ椅子に勢いよく座る。ギシッと音がなる。
「ええ、まあそれなりに元気ですよ」と無難な返事をする。
教授と久しぶりに形ばかりの挨拶を交わしていると、続いて事務員がそそくさと応接室に入ってくる。
「みんな揃ったし始めようか」と教授。
「ええ」
「試験は残念だったね、感触はどうだったんだい」と教授がコーヒーをずずずとすすりながら聞いてくる。
「いやあ、そもそも一日目の憲法からやらかしてますから、落ちる覚悟はしてましたよ」と俺は予め用意していた言葉をよどみなく言う。
「そうか…うん…そうか」と教授は何かを噛みしめるように繰り返す。
「まあ、単純に実力が足りなかったってことです。それだけですよこの世界は」
言うまでもないが、試験の合否は試験当日に答案用紙の上に書かれた内容が全てであり、人格であるとか、この日のためにどんなものを犠牲にしてきたとかは一切考慮されない。
採点官は「言葉足らずであるが、この受験生はきっとこういうことが言いたいんだな」と善解して加点や採点をしてくることは基本的にないといっていい。
どこまでも平等で綺麗な世界。俺は落ちた今でもこの絶対法則ともいえるルールが好きである。
「たしかに実力の世界だもんなあ…それでもふえき君が頑張ってたの知ってたからさ」となんともいえない顔でフォローしてくる。
「教授、教授はなんで弁護士になろうと思ったんですか?」
「私?私は大学卒業したあとに○○○(某国営放送)に就職したんだけど、なんか違うって思ってさ。大学も法学部だったし、目指してみようと思って」と教授はぽつりと言った。
「受験回数は?」
「・・・・1回で運良く合格できた」
教授が合格した旧司法試験は超難関試験で最終合格率は3%程度である。また、複数回受験があたりまえで、中には10回以上受験している人だっている。平均して2,3回受験して合格できれば超優秀といえるであろう。1発合格者がどのような扱いを受けるのかは多言を要しない。
「でしたよね」と俺は返す。俺は教授がどんな人なのか当然知っている。自分とは種類の違う人間であることも。
「この手の試験に合格する人は多かれ少なかれ“持っているヤツ”なんですよ、俺にはそれがなかった。それを知れただけで満足していますし、やりきった感はありますよ」と続ける。
「そっか…私はふえき君に諦めてほしくないって思ってるよ」
そこで俺達の話をじっと聞いていた事務員が「教授、予備試験の話を」と教授に耳打ちする。
「あ、ああ、そうだったね。ふえき君あのね、予備試験受けてみる気はないかな?」と教授が遠慮がちに言う。
ややこしい話になるが、予備試験とは司法試験の受験資格を得るために実施されている試験で、これに受かると再び司法試験が受験できる。当然、受験生は社会人や現役の大学生など多岐にわたる。つまり現状、
法科大学院→司法試験
予備試験合格→司法試験
という2つのルートが存在していることになる。
………静寂の時が流れる。静寂は時間にして数十秒であったが、体感的には数分、いや数十分にも及んだかに思えた。
「教授、俺ね、受験生でいるときはずーっと辛かったですよ。試験前になるとお腹が痛くなって地下鉄に長い時間乗ることさえできなかった。病院で薬をもらって騙し騙しやってきました。それでも気休めです。最後までやれたのは意地ですよほとんど」
「それにね、さっき“持っているヤツ”って言いましたよね。試験本番にね、昼休憩があるじゃないですか。みんな食べ物が喉を通らないから、おにぎり一個とか、軽食ですませるんですよね。でもね、その中にね、ものすごくデカい弁当を広げて食べてるヤツとか、おにぎりを何個もほおばっているヤツとかがいるんですよ。俺は緊張とプレッシャーでゼリー飲料すらえづきながら飲んでるのに、です」
「持っているヤツらってのがいるとしたらそういう人たちなんじゃないですかね。プレッシャーや、逆境を力にしてしまえる人たち。あるいはそういったものを感じない人たち」 僕は当時のことを思い出しながらぽつりぽつりと言う。
「俺にはそれがないことが分かりました。あとはまあ、もう苦しい思いをしなくて済むのもありがたいことです」
「だからもう、法律の勉強とか、試験を受ける気はありません」とはっきりとした口調で言った。
正直、もう疲れたという気持ちが強い。自分の人生は自分だけのものであり、他の誰かが責任をとってくれることは断じて無い。
「そうか。変なこと言って済まなかったね」と教授が申し訳無さそうな顔で言う。最初に口につけたコーヒーはもう冷めきっているようだった。結構な時間が経過していた。
「いえ、教授も仕事でしょうし、ひとりでもたくさん合格させたいですもんね」と一応の理解を示す。
「俺はどちらかというと、俺を俺を応援してくれた両親、彼女、友人、先輩弁護士や検事、裁判官の方たちを裏切ることになってしまったことがただただ情けないし、悲しいです」
「俺がこれからどうなるかは分かりませんが、自分にできることを考えて行動したいと思ってますよ」と具体的なのか抽象的なのか分からないようなことを言う。
「そうか、ふえき君はもう進むべき道が見えてるんだね。今まで本当にお疲れ様でした。がんばった、本当にがんばった」と教授が労いの言葉をかけてくる。
「ええ、まあできれば合格してから聞きたかったですけどね」と僕はこの部屋に来て初めて笑いながら言う。教授も笑う。俺に合わせてくれたのだろう。
その後は、うだうだと関係ない世間話や、事務手続きの話をした。
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「そろそろ時間ですので」と事務員が時計を見ながら事務的に言う。
「おお、もうそんな時間?」と教授。
「では、行きますか」と俺が椅子から腰を上げる。
事務室の入り口でまた学校に顔を出すこと、連絡をとりあうこと等を約束して俺は大学を後にした。
大学の外に出ると、抜けるような青空が広がっていた。太陽も真上にある時間帯だ。
また、北海道はすでに秋。ひんやりとした冷たい風が全身を撫でる。
「さむー」と思わず独りごちる。
俺は眩しそうに太陽を見ながら、薄いアウターのジッパーを閉める。
遠くから、野球部かサッカー部の掛け声が聞こえる。
当たり前だが、天気も人々も俺の人生とは関係なしだ。人生も日々も進んでいく。
だから、今自分にできることを考えながら、前に進むほかないのだ。
「今絶望に思うことも、時が経てば笑い話になる」、俺が今見ている朝ドラでヒロインが言っていた。そうなることを祈って。
「ふぅ…ジュン○堂でオタク漫画かオタク小説でも買って帰るか…」
俺は再び独りごとを言いながら駅に向かった。
完
さよならの朝に約束の花をかざろう
表題通り、「さよならの朝に約束の花をかざろう」を観てきたのでメモがわりに投稿します。
監督は岡田麿里さん。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、『心が叫びたがってるんだ。』とか色々な作品の脚本やってる人で、アニメをよく見る人なら岡田さんの作品は知らずとも見てるはずです。
どんな話なのかと思うかもしれませんので、導入部をコピペします(公開されてるのでネタバレではないです)。
『10代半ばで外見の成長が止まり、数百年生き続けることから「別れの一族」と呼ばれるイオルフの民の少女マキアと、歳月を重ねて大人へと成長していく孤独な少年エリアルの絆の物語が描かれる。人里離れた土地で、ヒビオルと呼ばれる布を織りながら静かに暮らすイオルフの民の少女マキア。ある日、イオルフの長寿の血を求め、レナトと呼ばれる獣にまたがるメザーテ軍が攻め込んできたことから、マキアとイオルフの民の平穏な日々は崩壊する。親友や思いを寄せていた少年、そして帰る場所を失ったマキアは森をさまよい、そこで親を亡くしたばかりの孤児の赤ん坊を拾う』
まとめると、
①ヒロインのマキアは寿命が数百年ある一族の女の子で外見はほとんど変わらない
②そんなマキアがひょんなことから孤児の赤ん坊(エリアル)を拾い育てる決意をする
③時間の流れの違いが彼女らを過酷な運命に導く
これだけ覚えておけばいいですたぶん。
この作品のテーマを挙げるとすると「母の愛」、「絆」、「時間の流れ」、「出会いと別れ」とかそんなところでしょうか。
上記のテーマが一貫して描かれてストーリ的には分かりやすいと思います。
ひとりぼっちだったマキアがエリアルを育て、母になるということは何かを知り、やがて愛とは何かを知る、ような感じになってます。
あとは細かい描写に出合いと別れ、マキアの覚悟などのさまざまな比喩が入っており、初見でも発見できます(現に私が気付けたので)
出会いがあれば別れが必ずやってくる。別れは悲しいけど、それでも受け止めて前を歩く、という力強いメッセージを感じました。
話的には女性的なストーリかもしれません。母親や、また近い将来母親になる方もグッとくるのでは。
私は男オタクですが、両親のことや大切な人(いるんだよ)を思い出して泣いてしまいました(バレないようにティッシュで涙拭きました)
「どんな人間にだって時間は平等だ」
「出会いもあれば別れもある」
こんな言葉をよく耳にします。
しかし、その意味を本当に考えたことがあるかというと、そこまで深くは考えないでしょう。
この映画はその横たわる問題につき一定の回答を示しているように思います。
みなさんもぜひ観てください。
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以下ネタバレ(観る予定の人は見ないほうがいいです)
私は途中で「あ、これマキアがエリアルを守って死ぬ」か「エリアルがマキアを守って死ぬ」結末やなって思いました。
しかし、結末はそうではありませんでした。そして、そうではなかった本編で提示されたラストこそが全員が納得できる答えだったと鑑賞後にすごく納得しました。ラストに全く不満はないです。
2017年買ってよかったもの【追記あり】
今年ももうすぐ終わるので今年買ってよかったものを発表していきたいともいます。
ただ皆さんとは育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めないし、ピンとこないかもしれないですがお付き合いください。
それでは、めんどくさいので手短に行きます。
①ゴアテックスの靴
冬に履いてるブーツに有りえんほど水が入ってきて寒さで足が壊死しようになったので買いました。ゴアテックスはいいぞ。足の中が常にサラサラでまったく水が入ってこない。あとソールが低温でも硬化しないラバーなので雪や氷にしっかり張り付き滑らない。おすすめ。
②マウンテンブーツ
山に行ったり、ピクニック的アスレッチ的な場所に行くことが多いので買いました。
スゴく良いです。コロンビアのメテオMIDオムニテックというやつです。
新海監督の作品にはごちゃごちゃした部屋で黙々と作業する人物がよく出てくるんですがそういう細かい描写が好きなんですよね。
「君の名は。」Blu-rayコレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray同梱5枚組 (初回生産限定)(早期購入特典:特製フィルムしおり付き)
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④adidas ZX700
リーボックのGL6000が死にかけたので似たような履き心地の靴を探して買いました。適度に柔らかくて良いです。
⑤自撮り棒
旅行に行くことが多くなったので買いました。無線式なんで撮りやすいです。あと、中国人が邪魔くさいときはこの棒で引っ叩いてどかせてました。
TaoTronics 自撮り棒 セルカ棒 Bluetooth無線 シャッターボタン付き iPhone/Android対応 TT-SH10
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⑥ドデカ無香空間
小さい無香空間をちまちま交換しながら使っていたんですが、いっそのことデカいの買えばいいじゃね?と思い立ち買ってみることにしました。
⑦美文字の本
弁護士の先生に「字が汚い死ね」みたいなことを言われたので買いました。トメハライを意識すると少しマシになりました。
⑧フットマッサージャー
一日中すわってゲーム…いや勉強をしてると足がむくんでヤバくなるんですけどこれ買ってからはかなりマシになりました。すごい安いしかなりオススメ。
⑨日本史の本
僕は学生時代は、死ぬほど日本史が得意で得点源にしてたんですが、いわゆる「通説」についてはよく知らず、受験の日本史を淡々とやっている感じでした。なのでちゃんともう一回勉強したくて買いました。野菜ソムリエの合間に読みました。
⑩麻里梨夏さんのマシュのコスプレAV
マシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
⑪さいごに
最後になりましたが、みなさん今年も本当にお世話になりました。来年も仲良くしてくれたらうれしいです。
それでは良いお年を!!!!!!!(男には言ってない)
【追記】
秒速5センチメートルでテレビでやってるそうですね。それで思い出したんですけどこれを上げるのを忘れてました。
僕は秒速5センチメートルが好きで、定期的に視聴してはそのたびに鬱病になっているんですが、この単行本は良かったです。最期に救い?があるので。
ただ新海監督は「みんなを元気づけるために」この作品を作ったと言っているので、そういう意味からはこのコミックスの結末は多少外れてるといえるでしょう。
映像作品のコミカライズは信用してなかったんですがこれは良いので、秒速を観て鬱病になった人(特に男)は読んでみることを強くおすすめします。
Amazonのレビューでも評価高いですし…
またなんか合ったら追記するかもです
氷菓を評価する
みなさんこんばんは。
久しぶりにネタ映画を観たので評価します。
ちなみに、この前FateのHFを観に行ったのですが「桜は俺が守る!」という感想しかないのでここには書きません。
では本題。
先日、劇場版「氷菓」を観に行きました。なので氷菓を評価します。
まずは、キャスト。
最初に折木奉太郎(山崎賢人)、千反田える(広瀬アリス)と発表された時、ぼくマジで嫌な予感がしました。
山崎賢人はもう見飽きたし、広瀬アリスはどう見ても千反田えるではないからです。
でも、実際に観ないことには批判はできないだろうし、観てから批判してやろーと思って観に行ったわけです。
結論から言うと「ひっでえwwwwww」って感じでした。大まかにあげると、
①構成(脚本)がひでえ
②キャストがひでえ
③愛が全く感じられない
と思いました。ひとつずつ詳論します。
①について
ストーリーについては概ね原作通りに進んで行きます。(原作的にいうなら、⑴古典部が再結成されるまで編⑵関谷純編の2つです。)
原作通りなら、問題ないのではないかと思うかもしれませんが、その構成がヤバイです。
まず、謎に遭遇するたびに折木が推理するのですが、勝手に悩んで勝手に推理して勝手に解決します。
ヒントだとか、観てる人間に考えさせるだとかの考慮が全くなしに進んで行きます。
謎→推理→折木すげー(里志に代弁させてる)
といった感じです。最後までこんな感じで進みます。
ミステリー映画や推理映画は短い時間ながらヒントやらを提示して客に考えさせる余地を多少なりとも残すはずですが、本作にはそれがありません。これは地味に辛いです。
①に関連してもう一点、具体的には「間延びして辛い」です。
どういうことかというと、ワンカットが長く、しかもセリフで全部説明しようとしてるために、間延びがヤバイです。ミステリーのくせにマジで眠くなりました。ストーリーを知ってるとか知らないとかに関わらず眠くなります。同行者は眠くてやばかったと言ってました。
特に推理のシーンだと説明口調になって特に画面やアングルが変わらずに進んでいくので、ほんとーに間延びがヤバイです。
これを撮った監督は、マズイって思わなかったのでしょうか…。
しかも氷菓のような日常に潜む謎やミステリーを題材にした作品は種明かし自体は大したことがなく、ふーんと言ったものが多いのだから、余計間延びは避けるべきです。本当に辛かったです。
②について
キャストについて。
まず山崎賢人よ。お前は原作を読んだか?アニメを見たか?いや、最悪アニメは観なくていいです。でも原作を読んでねえだろ。
山崎賢人の折木奉太郎は終始、寝起きみてえな声と芝居で進んでいく。あと、推理するときのナレーションはただの暗い男になっている。
しかし、折木奉太郎は別に根暗でも眠いわけでもない。やらなくてもいいことをやらなきゃいけない時には少し気だるくも、普通にこなす男なのだ。
そのことが決定的に欠落してるがために、ただの暗い男がぼそぼそと喋って勝手に謎を解く謎の構成になっています(①で話した、間延びの遠因になっているとも言える)。
なんでこんなことになるのかというと、山崎賢人をごり押して使うからです。もっと他にあってる俳優はいないのか。そういうことを考えずに山崎賢人ありきで起用するから悲劇が起こるのだなと思いました。
次、広瀬アリス。
広瀬アリスよ。ある意味あなたに罪はないのかもしれない。しかし千反田えるは無理がありすぎた。
たとえば、「私、気になります!」と言いながら奉太郎の腕を引っ張るお馴染みのシーンが出てくるが、どうみてもゴリラが人間の腕を掴んで引っ張り回す絵にしか見えない。これはこういうキャストをしたやつが悪い。あまりにも読書を舐めすぎた。たぶん広瀬すずの方がまだ合ってる。
あんたは素晴らしい。よくやった。摩耶花そのものでした。ひよっこにも出てましたね。あんただけがこの映画の良心でした。
③について
ここまで書きましたが、この映画は多分、「山崎賢人と広瀬アリスを使って映画を作る」、みたいな企画ありきだったのではないでしょうか。それほどまでに面白くなかったです。
たとえば、最近叩かれた映画で
「進撃の巨人」
「テラフォーマーズ」
なんかがありますけど、この二本なんかよりもよっぽど面白くなかったです。
監督は 安里麻里ですか
リアル鬼ごっこ3、4、5
とかですね…………。
キャストと構成がダメだと面白いものになるはずがないですよね。愛が全く感じられなかったです。
④について
この映画を観にいく必要はありません。
なぜならクソ映画はクソだという事実を突きつけないといつまでたっても良原作が犠牲になるからです。
またなんかあったらレビューします
(男には言ってません)
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』
観てきました。
観ようと思った理由は、実写版が好きなのと、シャフトが同作品をアニメ化したらどうなるのかと興味があったからです。
以下、内容に触れない範囲で感想を述べます(一部ツイッターと重複します)
・基本的には、なづなとかいう魔性の女に振り回される話。
・なずなという少女が非常にエロく描かれてます。
これは多分、実写版のなずな役の奥菜恵さんが、少女と女性のどっちともつかないような異常なエロさを醸し出していたのを再現しようとしてるからだと思います。
ただ、人によっては露骨すぎて、アニメに慣れた人は許容できるかもしれないですけど、「君の名は。」の流れで入ってきた一般層からすると、キモいって感じるかもしれません。
ねっちょりしたエロさっていうんですかね。
・肝心のストーリーは、描写をおそらく意図的に省略してるので、脳内補完を強いられます。
が、この話は同じ日をループする中で断片的な描写を積み重ねて物語を紡いで行くものなので、そこはしょうがないのかもしれません。
逆に一から十まで説明されたら、くどくなると思いました。
・夏の描写も所々シャフトっぽいなあと思いました。ジリジリ暑い夏、みずみずしさのある夏というより幻想的な夏という感じです。
夏らしさは、もっとストレートに描いても良かったんじゃないかと思いました。京アニのAIRのように。
・演出は、たとえば、なずなが振り返るシーンがあるんですけど、いわゆる、「シャフ度」がかかっててましたが、知らない人からすれば気になりません。アニオタしか気づきません。
・広瀬すずさんは、思いっきり広瀬すずでした。声にあまりこだわりがない場合は気になりません。
・90分ですけど、結婚長く感じました。ただ、やはりタイムリープものなので、繰り返しの描写が多くそのせいで冗長に感じるのかもしれません。
タイムリープものは相当上手くやらないと長く感じてしまいますよね。
・音楽は文句なく良いです。主題歌だけでなくて、BGMが良いです。神前暁さんなんですね、すごいって思いました。
・ネットとかで酷評ツイートを面白がってリツイートしてる人たちにはムカついてるんですけど、クソってことは絶対ないです。
ただ、「君の名は。」とはコンセプトも方向性も違います。
あと、こういう作風は地上波のアニメでもあります。なので、アニメが苦手でないよという人はそこまで首をかしげるような話でもないと思います。
最後に
・どんな作品が自分に突き刺さるかは本当に分からないので自分の目で観てみるといいと思います。
・あと、少しわからないところがあるので、自分でも調べてみます。調べたくなるような作品だということです。
P.S.
打上花火ダウンロード購入しました。